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【春咲】化物語コミカライズと春咲の解釈違い

この春、週刊少年マガジンに新連載の漫画が加わった。その名も『化物語』である。西尾維新先生原作の化物語を『エア・ギア』『バイオーグ・トリニティ』の大暮維人先生の絵でコミカライズされた作品となっている。


前置きはさておき、いまさ、えっ今更…?という感情が大きかった。そもそも原作がもう何年前でアニメ化すら何年前なのか。シリーズの完結(嘘)すら数年前のことである。そのタイミングで何故わざわざ…と思っていたのだ。


思っていたのだ


やられた!面白い!!知ってたけど!!!

漫画として各所がリメイク、リデザインされており、現実感というかリアル感、現実世界を感じるのだ。

もちろんアニメの演出も好き。初めてアニメ版を見た時からシャフト特有の世界観に飲み込まれたのだが、コミカライズ版の現実感が私にとっては凄く好ましく感じたのだ。

キャラクターもアニメ版でのイメージを大暮維人の絵に寄せ、さらに現実みを増したデザインとなっている。特に忍野メメはその点が顕著で、より飄々とした雰囲気を纏っているように感じる。


少し前に人と話していて気付いたのが、私は化物語を始めとする物語シリーズを"現実ベース"で考えていて、怪異とそれによる事象現象すらもあくまで現実の上で捉えていた。

怪奇現象に原因を明確に付け、名前を付け、退治するのが専門家の仕事…的なセリフが原作である、あったはずなのだが、そういった捉え方をしていた。少年少女の変化はありえる事で、それこそ昔は病気一つすら怪異の仕業である。不可能でも、不可能ではないというか。信仰催眠トランスチアノーゼetc.etc.は、なってみないと分からないものだが存在する、としての納得ができていたのだ。

だからこそ、結物語での羽川翼の立ち位置、扱いを認められなかったのだ。"あり得ないから"


そもそも傷物語でファンタジーというか、フィクションが増すのだがそれは割愛。



何が言いたかったかといえば、化物語の世界及び雰囲気と大暮維人は非常に噛み合わせのいいタッグだと思うのだ。ここまでこの文を読んだ上でまだコミカライズ版化物語を読んでいない人がいれば、スマホアプリのマガジンポケットをインストールすれば無料で数話は読めるはずなので是非読んでみてください。という話